第6回 IBC Oxford World Congress(オックスフォード大学)にて発表
2025年9月10日から12日にかけて、英国オックスフォード大学で開催された
「The 6th IBC Oxford World Congress」 に、
東京たかはしクリニック練馬院 院長として日本から唯一招待され、登壇いたしました。
私はアジア部門において
「Endoscopic Sleeve Gastroplasty in Asia: Implications for the Epidemics of Obesity & Gastric Cancer」
をテーマに講演を行い、私が行っている
ESG(Endoscopic Sleeve Gastroplasty)、SAFE、POSE2.0-MEGA、胃ボトックス療法、胃粘膜アブレーション
の手技および成績を紹介しました。
アジア各国の専門医から高い評価をいただき、活発な議論が交わされました。
また、以下の3つのセッションにも登壇しました:
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Experts’ Forum Panel: 内視鏡減量手術における患者選択
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Innovation Imperative: 肥満・代謝疾患における内視鏡デバイス革新
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Experts’ Forum: POSE 2.0 と ESG 標準化
さらに、ESG Quality Indicator Consensus Meeting および
World MEGA POSE (POSE 2.0 DH) Experts Dinner Meeting にも参加し、
世界の第一線のエキスパートとの交流を通じて国際的ネットワークを広げました。
私は現在、日本で唯一、内視鏡による肥満治療を行っています。
しかし近年、医療広告の中で「ダイエット」を営利目的で訴求するものが増えており、
医療としての肥満治療が誤解されている現状に強い懸念を抱いています。
正しい知識と臨床データに基づき、内視鏡的肥満治療を社会に広めることが私の使命です。
私は英語が得意ではありませんが、
AIの時代においては「英語力」よりも「独自性」と「創造力」で世界に貢献できると信じています。
病院経営、技術革新、論文研究、そして新しい治療法の開発に力を注ぎ、
日本から世界へ確かな医療の未来を発信してまいります。
今回の学会では、世界中から集まった友人や専門家たちの支えを改めて実感し、
心から感謝の気持ちを抱きました。
この経験を糧に、これからも肥満という世界的課題に対し、
内視鏡的治療の可能性を追求し続けてまいります。